お知らせ

●2018/10/31

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■コリアン・マイノリティ研究会第179回 月例研究会

文化境界に生きる華僑・華人たちの継承語教育とアイデンティティー

尾大彩希(おだいさき)さん(同志社大学グローバル地域文化学部4回生)

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 アメリカと日本の華僑・華人が、第2世代以降の現地で生まれた子どもたちに対する

継承語教育をどのように捉えて実践しているのか。そのような親の教育態度や家庭にお

ける文化的実践が、自己のアイデンティティー形成にどのような影響を与えているのか

が今回のテーマである。(※華僑は原国籍を保持している人、華人は居住国の国籍を取

得している人)

 

 華僑・華人について調べてみると、彼らの経済的優位性や学業成績の優秀さなど、外

面を記述したものが多いことに気づく。特にアメリカの場合、華僑・華人は「モデルマ

イノリティー」としてひとくくりに語られ、彼らが抱いている社会に対する不満や内面

の葛藤は覆い隠されてしまっている。成功している華僑・華人ばかりではなく、出身地

や移住した年代、目的などによっても、非常に多様性を帯びており、本来ステレオタイ

プ的に語ることは不可能なはずである。しかし、アメリカ社会には依然として「中国系

」というくくりで、ステレオタイプが存在し機能している。第2世代はしばしば、アメ

リカ社会が要求する中国系のイメージと、親戚家族が要求する中国系としてあるべき姿

、またアメリカ人としての振る舞いのはざまで葛藤し、自己の表現方法に悩む。彼らは

それをどうやって乗り越えているのか。継承語教育はその一助となれるのか。

 

 そもそもアイデンティティーとは血縁や言語といった原初的愛着に由来した固定的で

変わらないものなのだろうか。アイデンティティーは実はもっと流動的で、越境や他者

との交流を通して強化されたり、巧みに使い分けたりすることが可能なのではないかと

いう視点から考えてみたい。

 

 日本の華僑の方たちに協力していただいたインタビューの結果や、筆者が知り合った

東南アジアの華僑から実際に聞いた話なども交えながら、華僑・華人がどのような考え

を持って移住先の国々で日々生活しているのかを知っていただけたらと思う。

 

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日 時:11月24日(土)17:30~19:30

場 所:猪飼野セッパラム文庫

参加費:800円・大学生以下無料

主 催:同研究会 090-9882-1663

 

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■「朝鮮韓国在日」第36回上映会

【資料上映】各種「中華学校」関連動画視聴

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日 時:11月9日(金)19:00~21:00 

場 所:猪飼野セッパラム文庫 https://sepparam-bunko.jimdo.com

参加無料(カンパお願い)・定員10名・要予約

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●2018/10/11

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■コリアン・マイノリティ研究会第178回 月例研究会

阪大・京大のアイヌ民族遺骨問題 ─その歴史的背景と返還させるための取り組み─

石川浩士(こうし)さん(大阪大学「アイヌ民族との交流会」実行委員会)

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 大阪大学医学部解剖学教室の小浜基次教授らは1960年代前半、北海道伊達市の有珠善

行寺遺跡を発掘し、アイヌ民族に無断で39体の遺骨を阪大に持ち去った。遺骨は長年の

間、人間科学部東館(阪大吹田キャンパス)の廊下に置かれた古い陳列棚に、動物の骨

といっしょに並べられていた。これに対し、伊達市有珠のアイヌ民族は2015年、「アイ

ヌ民族の遺骨を取り戻す有珠の会」を結成し、奪われた遺骨の返還を求める申し入れを

行った。しかし阪大は、アイヌ民族と支援者の訴えに全く耳を貸さず、返還を全面的に

拒否しつづけている。 

 

 また、京都帝国大学(現在の京都大学)医学部病理学教室の清野謙次教授らは1924~

26年に、日本の植民地だったサハリン(樺太)の栄浜魯礼(さかえはまろれい)のコタン

(村)で墓地を発掘し、94体の遺骨と副葬品を京大に持ち去った。それは、同地のアイ

ヌ民族が白浜に強制移住させられてから3年後のことだった。アイヌ民族の川村シンリ

ツ・エオリパック・アイヌさんらは2013年から、遺骨の返還に向けた話し合いの実施を

京大に求めているが、京大はまったく取り合わず、門前払いする態度をとりつづけてい

る。京大はこの問題に関して、全国から集められた1913人分の署名の受け取りも拒否し

ている。 

 

 アイヌ民族は毎年、阪大と京大のキャンパス内でイチャルパ(先祖供養)を行ってい

る。北海道では今、アイヌ民族の強い抗議の声を受けて、北海道大学で研究材料にされ

てきた遺骨の返還が進みつつあるが、関西での状況は大きく立ち遅れている。遺骨を返

還するという簡単なことが、阪大や京大にはなぜできないのか。参加者の皆さんといっ

しょに考えてみたい。

 

  参考資料:文部科学省「大学が保管するアイヌ遺骨の返還について」 

     http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/ainu/index.htm

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日 時:2018年10月27日(土)17:30~19:30 

場 所:猪飼野セッパラム文庫(大阪市天王寺区細工谷2-14-8)090-9882-1663 

参加費:800円・会員600円・大学生以下無料 要予約

主 催:猪飼野セッパラム文庫 https://sepparam-bunko.jimdo.com

 

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■「朝鮮韓国在日」第35回上映会

【資料上映】NHK「シリーズ北海道150年」②「アイヌモシリに生きる」(58分)

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日 時:10月18日(木)19:00~21:00 

場 所:猪飼野セッパラム文庫

参加無料(カンパお願い)・定員10名・要予約

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 猪飼野セッパラム文庫第11回ゼミナール

「猪飼野セッパラム文庫の利用法―特に公刊されていない冊子類について」

藤田忠義さん(大韓民国・仁川大学講師)

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⇒台風21号の影響で【延期】。日程が決まり次第お知らせします。

 

 

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日 時:未定

場 所:猪飼野セッパラム文庫

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