お知らせ

●2018/10/11

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■コリアン・マイノリティ研究会第178回 月例研究会

阪大・京大のアイヌ民族遺骨問題 ─その歴史的背景と返還させるための取り組み─

石川浩士(こうし)さん(大阪大学「アイヌ民族との交流会」実行委員会)

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 大阪大学医学部解剖学教室の小浜基次教授らは1960年代前半、北海道伊達市の有珠善

行寺遺跡を発掘し、アイヌ民族に無断で39体の遺骨を阪大に持ち去った。遺骨は長年の

間、人間科学部東館(阪大吹田キャンパス)の廊下に置かれた古い陳列棚に、動物の骨

といっしょに並べられていた。これに対し、伊達市有珠のアイヌ民族は2015年、「アイ

ヌ民族の遺骨を取り戻す有珠の会」を結成し、奪われた遺骨の返還を求める申し入れを

行った。しかし阪大は、アイヌ民族と支援者の訴えに全く耳を貸さず、返還を全面的に

拒否しつづけている。 

 

 また、京都帝国大学(現在の京都大学)医学部病理学教室の清野謙次教授らは1924~

26年に、日本の植民地だったサハリン(樺太)の栄浜魯礼(さかえはまろれい)のコタン

(村)で墓地を発掘し、94体の遺骨と副葬品を京大に持ち去った。それは、同地のアイ

ヌ民族が白浜に強制移住させられてから3年後のことだった。アイヌ民族の川村シンリ

ツ・エオリパック・アイヌさんらは2013年から、遺骨の返還に向けた話し合いの実施を

京大に求めているが、京大はまったく取り合わず、門前払いする態度をとりつづけてい

る。京大はこの問題に関して、全国から集められた1913人分の署名の受け取りも拒否し

ている。 

 

 アイヌ民族は毎年、阪大と京大のキャンパス内でイチャルパ(先祖供養)を行ってい

る。北海道では今、アイヌ民族の強い抗議の声を受けて、北海道大学で研究材料にされ

てきた遺骨の返還が進みつつあるが、関西での状況は大きく立ち遅れている。遺骨を返

還するという簡単なことが、阪大や京大にはなぜできないのか。参加者の皆さんといっ

しょに考えてみたい。

 

  参考資料:文部科学省「大学が保管するアイヌ遺骨の返還について」 

     http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/ainu/index.htm

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日 時:2018年10月27日(土)17:30~19:30 

場 所:猪飼野セッパラム文庫(大阪市天王寺区細工谷2-14-8)090-9882-1663 

参加費:800円・会員600円・大学生以下無料 要予約

主 催:猪飼野セッパラム文庫 https://sepparam-bunko.jimdo.com

 

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■「朝鮮韓国在日」第35回上映会

【資料上映】NHK「シリーズ北海道150年」②「アイヌモシリに生きる」(58分)

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日 時:10月18日(木)19:00~21:00 

場 所:猪飼野セッパラム文庫

参加無料(カンパお願い)・定員10名・要予約

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 猪飼野セッパラム文庫第11回ゼミナール

「猪飼野セッパラム文庫の利用法―特に公刊されていない冊子類について」

藤田忠義さん(大韓民国・仁川大学講師)

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⇒台風21号の影響で【延期】。日程が決まり次第お知らせします。

 

 

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日 時:未定

場 所:猪飼野セッパラム文庫

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●2018/8/30

 

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猪飼野セッパラム文庫第11回ゼミナール

「猪飼野セッパラム文庫の利用法―特に公刊されていない冊子類について」

藤田忠義さん(大韓民国・中央韓国学研究院大学院)

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大韓民国の国史編纂委員会からの依頼を受け、この間、「猪飼野セッパラム文庫」所

蔵の図書資料の目録作成をしてくださっている藤田忠義さんが考える文庫の利用法につ

いて語っていただく。

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日 時:9月11日(火)19:00~21:00 

場 所:猪飼野セッパラム文庫

参加費:一般500円・会員300円・学生無料・定員10名・要予約

主 催:猪飼野セッパラム文庫 https://sepparam-bunko.jimdo.com

 

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■コリアン・マイノリティ研究会第177回月例研究会 

「京都朝鮮学校「在特会」襲撃事件をいま振り返る-現場に居合わせ、法律を学ぶ学生として-」

李宗海(リヂョンへ)さん(同志社大学法学部2回生)

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 僕は幼稚園から高校まで朝鮮学校で育った在日コリアン3.5世で、現在は法学部で

法律を学んでいる。授業を受けて頭に思い浮かぶのは僕の育った在日コリアンコミュニ

ティのこと。憲法の授業で日立就職差別事件や外国人管理職選考受験拒否事件といった

判例を読んでいて、もどかしく、いら立ちさえ覚える。そして、裁判というと、今係争

中の全国5ヶ所の無償化裁判、そして僕にとって強く印象に残って離れないものが、朝

鮮学校襲撃事件をめぐる裁判だ。

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 滋賀朝鮮初級学校(滋賀県大津市)に通っていた僕は小5のある日、学校行事の一環

で他校との交流会で京都朝鮮第一初級学校(京都市南区)にいた。「在特会」の大人た

ちはまるで学校に多くの児童が集まるこの日を狙ったかのように校門の前でヘイトスピ

ーチを始めた。幸い、僕ら児童は先生‐ソンセンニム‐達の努力によって当日はヘイト

スピーチに気づかず過ごすことができたが、後からその事実を知って、大きなショック

を受けた。日本社会における在日コリアンへの疎外感を肌身で感じた。裁判に勝訴した

今でもこの社会に、あの事件は爪痕を深く残している。インターネットに溢れるヘイト

デマ、行政による陰湿な差別、これらすべてが繋がっていて、今もなお僕らを圧迫する

 そして、社会を律する法律は一見、弱者を守るように見えて、弱者を抑圧する面が色

濃く存在することを、法律を学ぶ者として、身に染みて感じている。現在進行中の無償

化裁判がいい例だ。今回の報告では「あの日」を起点に僕個人の感じていることから、

日本とアジアとのこれからについて幅広く考えたい。

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日 時:9月22日(土)17:30~19:30

場 所:猪飼野セッパラム文庫(天王寺区細工谷2-14-8)090-9882-1663

参加費:800円・会員600円・学生400円・高校生以下無料 要予約

主 催:コリアン・マイノリティ研究会

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